退職後の方が忙しい

こんにちは。元小学校教員、現教材開発士の村野聡です。

この3月に34年間務めてきた小学校の教員を早期退職し、残りの3年間で発信活動を行うことに決めました。

現役中も出版やセミナー講師、SNS等、様々な場で実践の発信活動をしてきました。

著書は10冊を超えましたし、講師として100回以上の講座を行っています。

それでもまだ発信したいことがたくさんあって、このまま教員を続けながら全てを発信することは難しいと判断し、早期退職の道を選択しました。

一方で教材開発も自分がしたいことの一つです。

こちらについても現役時代、数多くの教材開発に携わってきました。

自分の実践の情報発信と違って新たに創造する活動が教材開発です。

教材作りはクリエイティブで楽しいのですが、時間がかかります。

教材開発こそ教員を続けていると時間が足りないのです。

子供達と生活しているから様々な教材開発のアイディアが浮かぶのだと思います。

なので、子供から離れたら新しいアイディアは生まれないかも・・・とも考えました。

しかし、頭に浮かんだ(自分としては)ナイスアイディアを形にする時間がないのは何とも苦痛でした。

早期退職に踏み切り、予定通り自由に使える膨大な時間を手に入れました。

退職前には「〜までに〜を作ろう」という希望的観測をしていました。

しかし、いざ、4月からの新しい生活が始まると意外とそんなに予定通り行かないのです。

一日ってこんなに短いの?

という実感です。

あれこれ考えていくうちに時間がどんどん過ぎます。

現役時代の時の方が一日が長く感じられました。

これっていいことなのか、悪いことなのか分かりませんが。

結論を言ってしまえば、

退職後の方が忙しい

ということです。

やりたいことは山ほどあります。

また、やりたいことが次々に生まれます。

それはとてもワクワクします。

しかし、時間がやはり足りない感があるんです。

時間が欲しくて退職したのにさらに時間が欲しくなる。

どうしましょう。

もしかしたらこれが本当の充実感なのかもしれませんね。