新学期の不安を軽減する思考法
こちらのブログサイトに引っ越しましたので、これまで別サイトで書いていた記事を少しずつ移行します。実際にこれを書いたのは4月1日です。退職した翌日です。その後、コロナの件で学校は再開できずにいますが・・・。
今日から新年度ですね。
学校のスタートは本当に目が回るような仕事量です。というか、本当に目が回るんです。
新しい学級も分かり、学級のための準備をしたくてもなかなかできなくて、少々焦ります。というか、かなり焦りますよ。
噂のあの子が自分の学級にいる。
昨年度、手を焼いたあの子をどうしよう。
本当に心配ですよね。
もしかしたら、うまくできないんじゃないか?
学級が壊れちゃうかも。
私もよく夢を見ました。子供たちが何も話を聞いてくれないんです。そんな夢。
もちろん、子供たちを迎え入れるための準備はしっかりします。
それでもなおかつ不安なんですよね。
メンタルの強い先生を見ると羨ましかったです。
そこで、いつも不安な私がしていた思考法を紹介します。
効果は人にもよりますが。
これです。
自分よりも子供たちの方が不安な気持ちで学校に来るんだ
こう考えるようにしたのです。
みんな、今度はどんな友達とどんな先生と1年間一緒になるのだろう、と小さな胸をドキドキさせて登校してくるのです。
特に、
噂のあの子ほど、ドキドキ不安な気持ちで登校してくる
のです。
昨年度は先生に叱られ、友達からも嫌われ、親からも呆れられたあの子。
また学校に来れば先生からたくさん叱られる、と思っているはずです。
手のかかる子ほど可愛がりなさい
こう教えてもらったことがあります。
先生が可愛がってあげなければ、噂のあの子は誰からも可愛がられない。
こう思うと、自分が不安がっている場合ではないと思えたのです。
逆に早く子供たちが来ないかなとすら思えるようになりました。
どうでしょうか。
試してみてください。
実際、子供たちと会うと、噂のあの子も噂通り大変でしょう。
でも、1週間2週間はまだみんなも不安なんだと思います。
お互いの人間関係づくりに必死なんだと思います。
私は焦ったとき、椅子に座るようにしていました。そして、心では焦っていても、慌てないでその子の大変な行動をよく観察しました。
けっこう見えてくるものがありました。
行動には基本的に2つの種類しかありません。
何かを避けるための行動
何かを求めるための行動
その「何か」が何か考えると行動の裏側が見えたりします。
それを楽しむつもりでやっていました。といっても大変なんですよね。
よい新学期を。