家庭でできる作文教室

 私は作文教育が専門でいくつかの本も出版しています。

 本稿に関連する2冊だけ紹介します。

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4コマまんが作文(オリジナル4コマまんがが100掲載)

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ピンポイント作文(題材・テーマが2年分掲載)

そんな私がおすすめする家庭でできる作文教室です。

1 4コマまんが作文

 おすすめは「4コマまんが作文」です。

 新聞などに掲載されている4コマまんがを切り取って使います。これを作文にするのです。

  ① 登場人物の名前を決める。

  ② 1コマ1段落で書く。

  ③ 会話文はそのまま「 」をつけて書く。

  ④ 書いてないことは想像して書く。

 4コマまんがは「起承転結」という構成で作られています。1コマ1段落で書いていくことで文章構成の技術を身につけることができ、段落意識も育ちます。二百字程度で書ければよいと思います。

2 見たこと作文

 通常、作文を書かせるときは体験したことを思い出しながら書くことが多いと思います。

 しかし、これでは書けない子もいます。

 一番書きやすいのは「見たこと」を書かせる作文です。

 何か一つのモノを目の前に置かせ、見たことを書かせます。

  ① 書き出しは「○○を見て気づいたことがある。」とする。

  ② 以下、「一つ目は、~。二つ目は、~。」と気づいたことを書かせていく。

 書くことが苦手な子への最初の作文としておすすめです。

 さらに発展させて、

  ③ 「疑問に思ったことがある。」と書いて、疑問を書く。

  ④ 「疑問」に対する自分の予想を書く。

  ⑤ 「疑問」を調べて分かったことを書く。

と続けるとさらに力がつきます。

3 楽しい題材・テーマ

 担任の先生によっては「日記」が宿題になっているところもあるでしょう。継続的に作文を書くことは作文力向上のキーワードなのです。

 しかし、毎日なので題材やテーマに困ることもあるでしょう。

 そこで、私のホームページ(後述)にたくさんの楽しい題材・テーマを準備してあります。

 蛇足ですが、時々このホームページを使って子供が作文を上達させたと感謝のメールをいただくことがありました。

 例を示します。

  ① 学校にあったら便利なものは何でしょう。その理由も教えてください。

  ② あなたのこれまでの人生で1番ラッキーだったことを教えてください。

 プリントアウトしておけば毎日、書くことに困りません。

http://s-murano.my.coocan.jp/daizai3651.htm

 以上のような学習を毎日続けていきます。目標は百日です。

 百日を越えた頃、書くことへの抵抗がなくなり、作文力がそうとう身についています。