続・家庭でできる作文教室
日記や作文の宿題で子どもが書けずに困っていたらチャンスと思いましょう!
親子で書く作文のネタの紹介です。
しかも、作文を書きながら子どもは重要な体験を積むことができるネタなのです。
まずは、何かモノを一つ準備します。例えば、ビール缶、フォーク、サボテン(?)などです。
○○を見てどんなことでもいいから気づいたことを3つ書いてごらん。
書き出しは「○○を見て次 のことに気づきました。」としてごらん。
対象物をよく観察させるための声かけです。書くことでじっくり観察させることができます。
次にこう言いいましょう。
○○を見て「どうしてこうなっているのだろう」と思ったことを1つ書いてごらん。
じっくり観察していると対象物に対して疑問がわいてくることがあります。
対象物から「疑問」(課題)を見つけ出すための声かけです。
どうしてこうなっているのか自分の予想を書いてごらん。
ここは「たぶん」から書き出します。
疑問に対する自分の予想を書かせます。こじつけでもいいのです。楽しく書かせます。
本当はどうなんだろう。調べてみよう。
実際に追究させてみましょう。
手軽な追究方法は家族に聞くことです。
つまり、インタビューです。これも立派な調べ学習です。
調べてわかったことを書いてごらん。
私も実践してみました。
我が家の娘(当時3年生)は次のように書きました。
かんビールを見てつぎのことにきづきました。
かんのふたがあります。
かんの前に動物のえがかいてあります。
かんのふたの前に点字があります。
どうしてふたがかたいのかな?
たぶん、小さい子どもがまちがえてのまないようにだと思います。
お母さんに聞いてみると、すぐあいちゃうともちはこびしただけであくと困るからかたくなっているんだと言っていました。
この作文は次のような順序で書かれています。
観察
疑問
予想
検証
作文を書きながら観察、課題発見、仮説設定、課題解決を体験することができます。
手軽に多くの貴重な体験を積ませることのできる作文のネタです。
また、作文の書き方を一つ教えたことになるので、次も同じ思考パターンで作文を書くことができます。
是非、親子でやってみてください。