物語教材の指導法9 物語読解ワークシートの開発
ここまで連載してきた「物語教材の指導法」であるが、ずっと目を通してくださった勉強熱心な読者の方はおそらく気づいたことだろう。
汎用性
どんな物語教材にも通用する指導法である。
そうでなかったら物語教材を学習しても積み上げができない。学力がつかない。
読者論で物語教材の授業を構成すると汎用性が高まるのである。
私はこれまでたくさんの教材開発をしてきた。
出版物も多い。
今回はこの連載に関連した教材を開発した。
以下に示す教材である。
今回は下年用として作った。
近いうちに上学年用も準備する。
内容は、
1 登場人物
2 主役
3 出来事
4 主役の変化
5 主役を変えたもの
6 物語をまとめる
と6枚のワークシートで構成した。
これに解答付き6枚、使い方1枚がついている。
このワークシートを1枚やってから、教科書の物語を授業し、またワークシートを1枚してから教科書にもどりる・・・というように並行してやる方法もある。
また、ワークシート6枚を全て学習してから教科書教材に取り組ませることもできる。
実態に応じて使っていただければと思う。
教材はイソップの「アリとキリギリス」。
短かい物語で基本を学ばせる。
教材があれば誰でも指導できる。
興味のある方は以下のサイトへ。
これにて「物語教材の指導法」について一旦終了とする。
読んでくださった方に心より感謝申し上げる。